寝る前のベッドの中で、スマホからエントリーしたことが何度もあります。
チャンスに見えた場面だった、とは言えません。ポジションを持っていない時間が、ただ落ち着かなかったんです。世間ではポジポジ病と呼ばれる状態でした。
この記事は、当時の私と同じように「エントリーしすぎだと分かっているのに止まらない」夜を過ごしている人に向けて書きました。読み終わる頃には、エントリーが止まらない原因と、今夜からの代わりの一手が1つ見えているはずです。
先に書いておくと、私は今もプロップ挑戦の途中で、検証を重ねている段階です。それでも、ベッドの中でポジションを持つことは、もうありません。
【この記事の結論】
私の場合、ポジポジ病の原因は「衝動の出口が本番しかなかったこと」でした。
出口を検証に変えてから、夜中のロスカットで給料が消えることはなくなりました。
ポジポジ病の頃|夜中のロスカットで毎月の給料が消えていました
FXを始めた理由は、はっきりしています。給料が大きく上がる見込みがなくて、もっと稼ぎたかったからです。
最初はPCの前でチャートを見ていました。それが、いつからか変わっていきます。稼ぎたい気持ちが強くなるほどエントリーの回数が増えて、気づけば寝る前のベッドの中でも、スマホでポジションを取るようになっていました。
結果は、含み損からのロスカットの繰り返しです。いくら負けたのか、正確な数字は手元にありません。当時は記録を付けるという発想すらなかったからです。覚えているのは、毎月の給料がだいたい消えていたことだけ。それくらい、雑に負けていました。
一番記憶に残っているのは、夜中にロスカットされた瞬間です。数字は見えているのに、頭が受け取ることを拒んでいました。その月の給料が消えた現実を、認めたくなかったんだと思います。人生のどん底にいる気分でした。
我ながら、よくあれだけ入り続けたなと思います笑
ただ、当時の自分を責める気にはなれません。あの止まらなさには、理由があったからです。
無駄なエントリーが止まらない3つの構造
【ポジポジ病とは】
常にポジションを持っていないと落ち着かず、根拠の薄いエントリーを繰り返してしまう状態を指すFX界隈の俗語です。正式な病名ではありません。
私の場合、止まらなかった理由は3つに分けられます。
- 稼ぎたい気持ちは消せない。そもそもFXを始めた動機そのものだからです
- スマホなら、いつでも数タップで本番に入れてしまう。機会が無限にあります
- 「トレードをしている実感」を得る手段が、本番のエントリーしかなかった
3つ目が、いちばん根が深いと思っています。相場に関わっていたいのに、練習の場を持っていない。だから、相場に関わる方法がエントリーしかなくなるんです。
意志が弱いから治らない、という説明を私は信じていません。意志の問題なら、あれだけ「やめよう」と思った夜があって、それでも同じことを繰り返していた説明がつかないからです。
【放置した場合の怖さ】
1回ごとの損は小さくても、回数が多いので月単位ではまとまった金額になります。
私の場合は、毎月の給料が消える規模でした。
なお、「そもそも自分にはセンスがないのでは」という悩みについては、センスや才能より検証量を疑ってほしいという記事に分けています。この記事で扱うのは、エントリーが止まらない問題の方です。
「エントリーを我慢する」が続かなかった理由
回数を減らそうと考えた夜は、何度もあります。それでも気づけば、同じようにベッドの中でチャートを開いていました。稼ぎたい気持ちの方が強かったんです。
今振り返ると、我慢という対策には欠陥があります。欲を消す前提になっているからです。稼ぎたいからFXをやっているのに、その稼ぎたい気持ちを我慢で抑え込む。これはどこかで破綻します。
【止まらなかった頃のやり方】
衝動はそのままに、回数だけ制限しようとする
「しばらくチャートを見ない」で距離を取ろうとする
【いま続いているやり方】
衝動はそのままに、行き先を本番から検証に変える
「入りたい」と思った場面を、過去チャートで検証する
この「行き先を変える」が何を指すのか、次で具体的に書きます。
転換点は、エントリーの行き先を検証に変えたことでした
私がやったことは1つだけです。ギャンブルのようなトレードをやめて、検証(過去チャートでの練習)に切り替えました。
具体的には、本番で「入りたい」と思った場面を、そのまま検証の題材にします。過去チャートで似た場面を探して、実際にエントリーして、結果を記録する。本番と違って、何度でも入り直せます。
正直に書くと、置き換えた直後は物足りなさもありました。自分のお金が動かない分、緊張感は本番より薄いです。それでも続いたのは、入りたかった場面に実際に入れるからでした。ポジションを持つ感覚も、結果が出る瞬間も、薄いなりに検証の中にあります。そして負けても給料は減りません。負けは、データとして手元に残るだけでした。
当時の悪循環と、いま続けている流れを1枚にすると、こうなります。

ポジポジ病を止めたのは意志の力ではなく、エントリーの行き先が変わったことでした。
勝てるようになったのか、と聞かれると、まだ言い切れません。私は今も検証を重ねている段階です。ただ少なくとも、夜中のロスカットで給料が消えることは、なくなりました。
| 本番でエントリー | 検証でエントリー | |
|---|---|---|
| 負けたとき | 資金が減り、取り返したくなる | 記録が1行増える |
| 回数が増えると | 損失が膨らむ | 練習量が増える |
| 翌朝 | 口座残高を見たくない | 口座はそのまま |
検証環境の整え方|寝る前のスマホの代わりに触るもの
検証に切り替えると言っても、環境がないと始まりません。手順は3つに分けられます。
手法や商材を探すより先に、練習できる場所を作ります。無料で試せるものから始めれば、費用はかかりません。
スマホで本番に入っていた時間を、そのまま検証に充てます。時間を新しく増やす必要はありません。
私が使っているのはForex Tester Online(FTO)という検証ソフトです。ブラウザで動くのでインストールは不要で、MacでもWindowsでも使えます。
私はたまたまMacユーザーですが、ベッドの中でスマホをポチポチしていた、あの止まらなさにOSは関係ないと思います。MacでもWindowsでも、起きることは同じです。
スマホだけでトレードしてきた人ほど、検証という行為そのものが視界に入りにくいと思います。もし次に何かへお金を使うなら、手法や商材より先に、練習できる環境に回す方が良いというのが私の意見です。
| 動作 | ブラウザで動く(インストール不要) |
| 対応OS | Mac/Windows/Linux(スマホ・タブレットのブラウザも公式対応表記) |
| 無料で試す | 無料デモあり(クレジットカード不要・メールアドレスは必要) |
| 料金形態 | 無料デモ/年額プラン/買い切りプラン |
| 返金保証 | 初回購入から30日以内 |
無料デモには履歴が1ヶ月分まで、といった制限があります。まず触ってみて、続けられそうなら有料プランを考える順番で十分です。
ポジポジ病についてよくある質問
夜中に入りたくなった、その瞬間はどうすればいいですか?
私の答えは、その場面のスクショだけ撮って閉じる、です。衝動はその場で来ますが、検証は後からでもできます。「この形は週末に過去チャートで検証する」と決めると、いま入らない理由が1つできます。撮るだけなら数秒で終わりますし。
ロットを小さくすれば、エントリーを続けてもいいのでは?
損失の速さは落ちます。ただ、検証していない場面で入るという中身は変わらないので、私は本番を減らして検証を増やす方を選びました。ロットの調整は、検証で根拠を持てた後の話だと思っています。
スマホでのトレード自体をやめるべきですか?
私は今も、発注はスマホでやっています(分析はPCです)。やめたのは、検証していない場面でベッドの中から入ることです。道具より、入る根拠があるかどうかの話です。
どのくらい検証すれば勝てるようになりますか?
断定できません。私自身、プロップの審査に挑んでいる途中の身です。ただ、検証は「何回やったか」を数えられます。感覚でトレードしていた頃と違って、積み上がっているものが目に見えるのは確かです。
今夜、スマホに手が伸びたら
エントリーしたい気持ちは、今夜も来ると思います。それは消さなくていい、というのがこの記事で書きたかったことです。向ける先を、本番から検証に変える。私に効いたのは、それだけでした。
【今夜からできること】
入りたくなった場面は、スクショだけ撮って入らない
その場面を、週末に過去チャートで検証してみる
検証環境を1つ決めて、まず無料で触ってみる
来月の夜をどう過ごすかは、意気込みより、練習できる場所があるかどうかで変わります。私の場合はそうでした。
リンク先は、私が実際に使っているFTOの料金・クーポン・Fintokei模試設定まで含めた実体験レビューです。ソフトの選び方全般はFX検証ソフトおすすめ3選にまとめてあります。
ちなみに、私のスマホには今もMT5が入ったままです。消さないまま、今日まで来ています。



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