
勝率40%って低すぎないか…。それで本当に勝てる?
EURAUDを299回、FTOで検証しました。勝率39.8%、10回やれば6回は負けています。
それでも、約40ヶ月分の通算成績はプラスでした。
私はまだFintokeiに合格していない、工場勤めの兼業トレーダーです。
この記事は、FTO(Forex Tester Online)で検証したEURAUD 299トレードの全成績を、隠さず数字で公開する記録です。勝率より、利大損小(リスクリワード)で残った、というのが結論になります。
【先に結論】
・対象:EURAUD 1通貨/299トレード/約40ヶ月分(FTOで検証)
・勝率39.8%(119勝180敗)=負け越し
・それでも純利益 +1,170.80ドル/プロフィットファクター1.08
・理由は勝率ではなく、平均利益136ドル>平均損失83ドルのリスクリワード
【データの出どころ】
FTO(Forex Tester Online)で検証したトレードの成績を、FTO内の「統計」ページで集計した一次データです。検証でカバーした期間は約40ヶ月(1,216日)、対象はEURAUD、サンプルは299トレード。盛りも削りもせず、出た数字をそのまま載せます。
EURAUD 299トレードの全体成績
まずは全体の数字です。きれいな数字ではありませんが、これが検証の成績です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 検証期間 | 約40ヶ月分(1,216日) |
| 対象通貨 | EURAUD(全トレード) |
| 総トレード数 | 299 |
| 勝ち / 負け | 119 / 180(勝率39.8%) |
| 純利益 | +1,170.80ドル |
| 総利益 / 総損失 | 16,201.16 / 15,030.36ドル |
| プロフィットファクター | 1.08 |
| 平均利益 / 平均損失 | 136.14 / 83.50ドル |
| 1トレード最大利益 / 最大損失 | 594.60 / 177.64ドル |
| 最大ドローダウン | 2,287.65ドル |
| 最大連勝 / 最大連敗 | 7 / 12 |
薄利でも「守れていた」|リスクに対する成績
プロフィットファクター1.08だけ見ると、地味な成績です。でもリスクの面から見ると、印象が変わります。検証のあいだ資金を溶かさず、最大の落ち込み(ドローダウン)は5.13%に収まっていました。
| リスク指標 | 数値 |
|---|---|
| 最大ドローダウン | 5.13%(約2,287ドル) |
| 最大ドローダウンに対するリターン(RoMaD) | 139.5% |
| 期間リターン(還元率) | +11.71%(約40ヶ月) |
| 1トレードのリスク | おおむね1%前後 |
| 中央値の保有時間 | 4時間57分 |
| 取引スタイル | 高確率デイトレード |
【いちばん伝えたいのはここ】
大きくは増やしていません(40ヶ月で+11.71%)。でも最大の落ち込みが5.13%=1回の負けを小さく抑え続けた結果です。派手に増やすより、まず退場しないこと。これが299トレードの中身でした。
勝率40%でもプラスになった理由=リスクリワード
負け越しているのにお金が増える。からくりは平均値にあります。1回の勝ちで取れる額(平均136.14ドル)が、1回の負けで失う額(平均83.50ドル)より大きい。これだけです。
実際に期待値を計算するとはっきりします。
【1トレードの期待値】
勝率39.8% × 平均利益136.14ドル = +54.2ドル
損失率60.2% × 平均損失83.50ドル = −50.3ドル
差し引き=1トレードあたり約 +3.9ドル
× 299トレード = 約 +1,170ドル(実際の純利益とほぼ一致)
勝率を50%や60%に上げるのは、私には難しかったです。でも「負けるときに小さく、勝つときに大きく」を守るだけなら、勝率が低くても通算で残せる。この一点に絞ったのが、299トレードの中身でした。


ロングとショート、どちらで取れていたか
方向別に分けると、もう一つ見えてきます。トレード数はロングのほうが多いのに、利益はショートがほとんどを稼いでいました。
| 方向 | トレード数 | 利益 |
|---|---|---|
| ロング | 188(62.9%) | +121.21ドル |
| ショート | 111(37.1%) | +1,049.59ドル |
| 合計 | 299 | +1,170.80ドル |
回数の多いロングが薄利で、回数の少ないショートが稼ぎ頭。これは「数を打てばいい」わけではない、という自分への反省材料でもあります。次の検証は、ロングの入り方を見直す番です。
なぜEURAUD 1通貨に絞ったのか
299トレードは、すべてEURAUDです。兼業で時間が限られるなかで、何通貨も追いかけるより、1つの通貨の値動きの癖に詳しくなるほうが、私には合っていました。チャートを開いた瞬間の「いつもの感じ」が分かるだけで、無駄なエントリーが減ります。
FTOの「統計」が示した、自分の弱点
この299トレードの成績を、FTOの「統計」ページが強みと課題として出してくれました。耳の痛いところも、そのまま載せます。
【FTOの統計が出した強み】
・リスク管理ができている(すべての取引に損切りを設定)
・ストレス管理ができている
・コスト意識がある(平均利益が取引コストを十分に上回る)
【FTOの統計が出した課題】
・戦略的な計画が足りない
・規律が欠ける場面がある
・欲望に基づく意思決定(連勝すると、つい大きく張りたくなる)
数字は守れていても、行動はまだ甘い。とくに「欲望に基づく意思決定」は、自分でも連勝のあとにロットを上げたくなる癖として自覚があります。次に検証で潰すのは、新しい手法ではなく、この癖のほうです。
正直な弱点(盛らずに書きます)
【このデータの弱いところ】
・これは検証(バックテスト)の成績。本番(リアル)で同じになる保証はない
・プロフィットファクター1.08は薄利。大きく増える手法ではない
・勝率40%=10回中6回は負ける。連敗12回もあり、メンタルに効く
・EURAUD 1通貨の結果。他通貨で同じになる保証はない
・セッション別の集計は、保有が時間帯をまたぐ重複計上のため合計と一致せず、参考値(本記事は方向別を主に見ている)
都合の良いところだけ切り取れば、もっと立派な数字に見せられます。でもそれをやると、検証の意味がなくなる。
薄利でも、負け越しでも、出た数字のまま置くのが良いです。
この299トレードから言えること
【自分の結論】
・勝率を上げにいくより、利大損小(RR)を守るほうが現実的だった
・1通貨に絞ると、値動きの癖が掴めて無駄打ちが減る
・同じ形を検証で繰り返してから本番に出す(私はMacなのでFTOで)
この「負けるときは小さく」を刷り込むために私は過去チャートでの検証を使っています。
同じ場面を繰り返し練習しておくと、本番で損切りをためらう回数が減ります。
私はWindowsではなく、Mac環境なので、ブラウザで動くFTO(Forex Tester Online)で同じ形を大体100回ほど回してから本番に出しています。
【注意】FTOの料金・プラン・クーポンは変わることがあります。最新は公式サイトで確認してみてください。クーポンコード「ROADMAPFTO」で10%OFFになります(2026年6月時点)。
この299トレードをどう回したか、過去検証の手順と評価基準はFX過去検証のやり方の記事にまとめています。
よくある質問
勝率40%で本当に勝てるのですか
勝率だけでは決まりません。1回の勝ちが1回の負けより大きければ、勝率が50%を下回っても通算でプラスになります。私の299トレードは勝率39.8%・平均利益136ドル・平均損失83ドルで、1トレードあたり約+3.9ドルの期待値でした。
なぜEURAUDだけなのですか
兼業で使える時間が限られるからです。通貨を絞ると値動きの癖に詳しくなれて、無駄なエントリーが減ります。まずは1通貨を、というのが私の考えです。
このデータはどうやって取ったのですか
FTO(Forex Tester Online)で検証したトレードの成績を、FTO内の「統計」ページで集計した一次データです。
約40ヶ月分・299トレードを、勝率・損益・リスクリワードの観点でまとめています。
立派な勝率でも、派手な利益でもありません。でも「負け越しでも、リスクリワードを守れば残せる」という事実は、数字がそのまま語ってくれていると思います。勝率の数字に落ち込んでいる方は、自分のトレードの平均利益と平均損失を一度だけ並べて見てみてください。
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